会の目的
「ひきこもり」に悩む人びとが増えています。
ひきこもりは病名ではなく、何らかの事情によって、一定の期間、社会との関わりから身を引いている「状態」を示すもので、善・悪の問題ではありません。
その人にとっては「自分を守る」ために必要なプロセスであったり、大切な「休息の時間」という場合もありますので焦りは禁物ですが、長引くと再び社会に関わりにくくなって、本人も家族も苦しむことがよくあります。
この会は、そのような家族や当事者の皆さんが体験を語り合い、情報を交換し、学習することなどを通して、ひきこもりに悩む人びとを支え、支援することを目的に、様々な活動を行っています。
会の活動
- 毎月「例会」を開催し、体験を語り合い、支援情報などについて学びます。
おおむね第2日曜日の14時〜16時、函館市総合保健センターで開催しますが、
時期・場所が変更になる場合もありますので、参加希望者は事前にお問い合わせください。 - 講演会やセミナーなどを開催し、ひきこもりについての正しい理解や支援のあり方について、
社会の啓発に努めます。 - ニュースレターを発行し、各種資料とともに会員の皆さんに配布します。
- 必要に応じて、適宜、会員の親睦を深める行事を開催します。
- ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」の定例会を、おおむね第2日曜日の11時〜13時、函館地域生活支援センター(駒場町9−24)で開催しています。
プログラムに基づいて何かをするということではなく、気軽にぶらっと顔を出せるような集まりです。その他、随時レクリエーションなども開催しています。
定例会では市内見学等で外出する場合もありますので、当日直接参加される方は、お手数でも下記の野村携帯にお問い合わせください。
参加対象者
*「ひきこもり」に悩む当事者や家族の皆さん
*「ひきこもりかな?」と心配になっている当事者や家族の皆さん
*当事者・家族といっしょに考え、語り合うサポーター
(精神科医、ソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、保健師などが、ボランティアとしてサポーターを務めています)
事務局
函館渡辺病院医療福祉科 函館市湯川町1-31-1 TEL/FAX 0138-59-4198
野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉師) 090-6261-6984 tnomura@sea.ncv.ne.jp
参加費 年会費:1000円 例会のみ参加(資料代):1回200円
*会費振込先 郵便振替 02770-2-37078 「道南家族交流会」
年会費をお支払い頂いた方には例会のご案内や会報、資料等をお送りします。
団体名「あさがお」の由来
当会の「あさがお」という団体名は、当会に参加している、ひきこもり経験者の女性が名付けたものです。
“あさがお”が咲くためには、夜の寒さと暗闇の時間が必要です。
そして、ひきこもりから回復していくためには、”あさがお”と同じように、じっと暗闇に耐えるかのよ
うな、エネルギーを溜める時間が必要なのではないだろうか、ということから、会の名称を「あさがお」
と名付けました。